アマゾンジャパン(東京・目黒)は6日、宅配の仕分けなどを担う拠点を2023年中に11カ所増やすと発表した。
拠点数は全国で50以上となり、現状から約3割増える。
栃木や群馬、奈良など7県には初めて拠点を置く。
宅配の速さを重視し、地方を含め翌日配送できる地域を拡大する。
新設する宅配拠点「デリバリーステーション(DS)」は、大型物流施設から出荷した荷物を地域別に集約し、配送先に届ける中継地点の役割を担う。
新設する11拠点のうち、栃木県、群馬県、富山県、山梨県、静岡県、奈良県、岡山県の7拠点は、それぞれの県で初のDSとなる。
自社配送網を拡大することで、注文から配送先に荷物が届くまでの時間を短縮。
拠点を新設する地域では、翌日配送が可能なエリアが広がる。
アマゾンはここ数年、自社配送を強化してきた。
人手不足が強まる中、個人事業主のドライバーと直接契約する仕組みを導入するなど運び手の確保にも力を入れている。
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